こんにちは、itto(一遠)です。
今回は、「資産」について少し考えてみようと思います。
資産といえば、現金や株、投資信託、土地や家などを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
個人の感覚でいうと、「持っていればプラスになるもの」というイメージが強いと思います。
価格の変動や維持費などのマイナス要素もありますが、
それでも「資産=プラス要素」という感覚はあまり崩れないように感じます。
一方で、会計学の世界で見てみると、少し違った見方をします。
会計学では、資産はさまざまな切り口で分類されます。
例えば、流動資産と固定資産、金融資産と事業資産、貨幣性資産と費用性資産といった分類があります。
今回は、この中でも「費用性資産」という分類について、少しだけ見てみようと思います。
具体例をあげると、商品などの棚卸資産や、建物・機械設備などが費用性資産に分類されます。
ここで、企業は利益を追求する存在であり、収益の裏側に必ず費用が存在します。
費用性資産とは、資産を、将来、その費用となっていくものの塊と捉える見方です。
つまり、最初は「資産」として計上されるものの、
将来の会計期間において、利益計算の中で徐々に費用となるものであり、マイナスの要素として現れてくるものです。
このように考えると、資産も単純に「持っていればプラスになるもの」とは言い切れません。
ここでポイントになるのは、「企業は利益を追求する存在である」という点です。
資産もまた、利益を得る中で、どのように収益や費用に結びつくか、という視点で捉えられています。
個人の感覚でいう「持っていればプラスになるもの」とは少し違いますよね。
このあたり、まずは、「企業は個人とは違う」という前提をしっかり持つことが、
会計を勉強するうえでの出発点と言えそうです。


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