大学卒業後、僕は国家公務員Ⅱ種採用で公務員になっていました。
いくつかの勤務地を異動し、6年目以降は霞が関で勤務していました。
霞が関で過ごした7年間は、本当に激務でした。
もちろん、やりがいのある仕事でした。
しかし、年数を重ねるにつれ、自分の能力や体力では荷が重い仕事だと思い始めていました。
そんな中、定期異動のタイミングで、比較的忙しくない部署へ異動することになりました。
ただ、公務員の異動周期は2年前後です。
「また霞が関に戻ったとき、自分はこの仕事を続けていけるのだろうか。」
そう考えるようになり、仕事を辞めることを考え始めました。
では、辞めて何をするのか。
1か月半くらい考えたと思います。
もともと、大学卒業後に就職した時点では、そこまで深く考えて公務員になったわけではありませんでした。いつかは民間で働いてみたいという思いもありました。
当時の仕事は、いわゆるゼネラリスト的な仕事で、幅広い知識が求められ、その都度必要なことを学びながら仕事を進めていきます。
しかし、必要な知識を必要な時に、要領よく吸収していくことがあまり得意ではありませんでした。
それならば、まず専門的な知識をしっかり身につけ、その知識を土台に仕事をしていく専門職の方が自分に向いているのではないかと思いました。
大学は経済学部で、学生時代に日商簿記2級を取得していました。
専門職を目指すなら、なんとなく会計分野かなという考えは以前からありました。
また、当時の仕事も数字を扱うことが多く、会計とはある程度親和性があります。
会計分野の中でも特に専門性が高く、社会的な評価も高い資格として思い浮かんだのが、公認会計士でした。
大学受験で手を抜いてしまった僕は、学歴コンプレックスがありました。
大学受験では十分に努力したとは言えず、そのことをずっと引きずっていました。
公認会計士に合格できれば、学歴に関係なく「かしこい人」と認めてもらえる。
そんな気持ちもありました。
また、安定した高収入も期待できる。
その専門性で、組織に縛られず、自由に生きていくこともできる。
そうも思っていました。
2020年8月中旬頃、妻に相談しました。
(当時35歳で、まだ子どもはいませんでした。)
「公認会計士を目指そうと思う。早ければ2年で合格できる。ダメでもその後、仕事を辞めてもう1年やればなんとか合格できると思う。いいかな?」
「私も働いているし、別にいいと思うよ。」
妻は、変に疑ったりせず、そう言ってくれました。
その後すぐに予備校へ申し込みました。費用は70〜80万円くらいだったと思います。
ここから長い受験生活が始まりました。
【累計勉強時間 0時間】


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