『ねないこだれだ』は、娘が2歳ちょっと前くらいのときに購入した絵本です。
有名な絵本なので気になって買ってみたのですが、読み聞かせしても、最初の頃はそれほど反応がありませんでした。
それからしばらく経ち、娘は歌やダンスがどんどん上手になっていったのですが、それにつれて、寝る前に歌ったり踊ったりする時間が長くなり、寝室に行ってから30分、長いときには1時間近く歌って踊ってを続けていることもありました。
なかなか寝てくれない。
そんな時期が続いていたところ、2歳6カ月くらいだったと思いますが、ふと『ねないこだれだ』をもう一度読んでみようと思い立ち、その日の夕方に読み聞かせをしてみました。
すると今度はなぜか大ヒット。
何度も「読んで」と言ってきました。
そして、その夜から変化が起こりました。
寝る前になると、
「今はおばけの時間?」
と聞いてくるようになったのです。
私が、
「もう9時過ぎてるから、もうちょっとしたらおばけの時間になるねー」
と答えると、
娘は急にバタッと横になり、ぎゅっと目を閉じます。
それまでなかなか寝ようとしなかった子が、急にがんばって寝ようとするようになったのです。
寝かしつけが、ものすごく楽になりました。
さらに、お風呂に入るのを嫌がっているときも、
「早くお風呂に入らないと寝るのが遅くなっちゃうよ」
と言うと、
「早く入る!早く入る!」
と逆にこちらを急かしてきます。
親としては本当に助かりました。
もっとも、おばけが怖くて早く寝ようとしているのを見ると、少しかわいそうな気持ちもありました。
それでも娘はこの絵本が好きだったようで、その後も何度も読みました。
文章も短くリズムが良いためか、気が付くと娘は内容を丸ごと覚えていました。
まだ文字は読めないのに、本を開いて文章を暗唱しているのを見ると、まるで自分で絵本を読んでいるかのようでした。
現在、娘は3歳です。
さすがに『ねないこだれだ』の効果は薄れてきましたが、それでも、寝る前に長時間はしゃぐようなことはありません。
いつまでもおばけを怖がっているのもかわいそうなので、効果が薄れてきたのは、それはそれで良かったのだろうと思います。
この絵本にはずいぶん助けられた気がします。
寝かしつけが大変な時期に、我が家では大活躍してくれた一冊でした。


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